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真夜中の懺悔
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作詞 奈苗 |
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汐が満ちるように
わたしの身体はその中へ
なだらかに月は傾いて
静かに導いてゆく
涸れる事はない
小指を結んだもの
逸れてしまわないよう
どうか このままで居て
「然様なら」と云いかけた
口など摘んでしまえばいい
色彩を纏って
わたしの意識はその中へ
緩やかな光を受けて
言葉には頼らずに
流れ落ちてゆく
砂は音を鳴らして
戻れなくてもいいと
自由の意味でさえ
穿き違えていたのは
自分だと気付いた時はもう__
ならば せめて
逸れてしまわないよう
どうか このままで居て
「然様なら」と云いかけた
口など摘んでしまえばいい
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