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続・「親友」
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作詞 x極悪非道x |
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俺は耳を疑った
「男子に言うのは初めてだよ」
それは信頼の証 権利の剥奪でもあるんだけど
もどかしさと共に迫る敗北感
アンタには好きな人がいる
アンタはよく俺に言う
「何かあったら相談しろよな」
言えるワケないだろう 全てを知る俺だからこそ
そう 俺達は親友だからこそ
大切に思う だからこそ
下心も何もない 俺にしては珍しく
大切な人がいる 大好きな人がいる
気持ち伝えられずに出来上がった苦しみのサイクル
後悔はしていない まだ終わりじゃないから
いつか 想いを解き放つその時まで
待つことにしたんだ 俺らしくもなく
そういえば聞いたコトないな
「悲鳴上げないって決めてるんだ」
へぇ なんか 可愛いじゃん
ボーイッシュなアンタの強がり
そんなアンタをなんだか守りたくなる
また少し アンタを好きになる
志望校は二人一緒
「合格したら 飲みに行こうぜ」
ひそかなデートの誘い
「いいよ」ってアンタの返事が来て
本当に行けるといいなって思う
このくらい許されるだろ
親友ってポストは 俺としては苦しく
嬉しかったりもする 切なかったりもする
気が付けば いつのまにかその時が近づいてきていた
夢が終わらないことを ずっと願ってたのに
いずれ いずれ想いを解き放とう
留めておけるほど 頭はよくないから
いつだろうか その感情に気付いてしまったのは
気付かなければ どんなに楽だったんだろう
回転の速い頭を責める
いつからだっけ
親友ってポストにはまってしまったのは
分かってたはずだ 納得できないことぐらい
無責任だった言葉を責める
なんでだろう
アンタのためだけに生まれてこなかったのは
何度も思った アンタに好かれる姿が欲しいと
俺を創った神様を恨む
わからないんだ どうすることが最良の選択なのか
教えてほしい 正しい答えはどれなのか
大切だから 何度も悩む
中途半端なアンタの 中途半端な言動で
俺の諦めが惑う いっそ嫌ってほしかった
男らしくないけど 俺は「親友」だけど
大切な人なんだ 大好きな人なんだ
こっちを向いてくれよ その時だけが宝物だから
「親友」じゃ満足できない バカだってわかってるさ
抑えられる程 弱い気持ちじゃない
嘘はいけないよな 俺達は「親友」だから
アンタとの未来しか 描ける気がしないから
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