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孤犬
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作詞 火傷 |
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光を見て 闇を見せられ 僕は歩いていたよ
人を知って 人に捨てられて 僕は此処にいるよ
僕は 此処で君を見た 鳴いた吼えた
君は 僕の前にしゃがみ 「可愛い仔ね」と言った
君に 抱き上げられて 供に歩き出した
独りきりで 鳴きつづけた 僕は歩いていくよ
君を知って 抱き上げられて 僕ら歩いていくよ
ある日 僕は怒られた 鳴いた吼えた
君は 僕の前にしゃがみ 雫を落していた
僕は それを舐め上げ 供に歩き出した
独りきりで 鳴きつづけたから それを知ってるよ
優しさを二人で分け合って 歩いていくよ
悲しみの淵に君がいた
そこから君一人飛び降りた
動かなかった 冷たくなっていった
僕はまた捨てられるの? 鳴いた吼えた
君は 僕の頬を撫で 「ごめんね」と言った
何も 知らないから 必死に温め続けた
悲しみの淵に僕もいた
そこから君の姿が見えた
解らなかった 歩き出したかった ずっと待ちつづけていた
二人なのに 独りの様で 君の傍にいるよ
歩いてみても ついてこないから 僕は行くよ
一人きりで思い返す 君と歩いた日々を
捨てれたわけじゃないと今更気付いた
光のような闇のような僕は歩いていくよ
振り向くと 君の姿 僕は走り出すよ
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