|
|
|
絶望の歌
|
作詞 悠次 |
|
恋の歌がこんなにも溢れ返っているから
僕は殺人についての歌を歌おう
愛や平和の歌がこんなにも溢れ返っているから
僕は絶望についての歌を歌おう
死んだドブネズミ 首吊った朝
床に広がる湖に飛び込もうか
死に逝く捨て猫 緑色の空
誰かが今幸せになった瞬間
どこかでかならず誰かが死ぬ
叫ぶ女の声に 夜は振り返らない
鋭いナイフで切った 滴る命の臭い
「もっと生きていたかった あの人も
きっと悲しむんだろうな・・」
だけどその男も今は他の女の上で
安い愛の言葉囁いているさ
降り注ぐ真っ赤な絶望の中で
最高の笑顔で踊ろうよ
この果実が腐る前に
最高のダンスを踊ろうよ
飢えて死んでいく子 犯された女
さらわれて奪われたまだ花咲かぬ娘
借金まみれの一家 無理心中
君が今幸せになった瞬間
どこかで必ず誰かが死ぬ
降り注ぐ真っ赤な血の中で
繰り返される歌を歌おう
君が笑うその瞬間に
今度は誰が泣くのかな
今度は誰が死ぬのかな
|
|
|