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タイトル(仮)
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作詞 変態戦隊クサインジャー |
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蝙蝠飛び交う帰り道
二人手を繋いで歩いた
笑顔の狭間覗かせる
憂い顔に気付く事は無かった
「この日々に迷いは無い」
君はそう言って見せてたけど
もう既に… 歯車は刻まれていた
或る日 突然見つけた
君の身体に刻まれた傷跡 無数
押し黙り続ける君を
僕は突き放して罵った
それから狂い始めた日々
おかしくなっていく姿を
僕は只… 見てるだけだった
「何も判らない
何も信じたくない」
日毎 激しくなる悲鳴
「此処に居たくない
いっそ儚めたら…」と
呟いた
君は泣き叫ぶ
「手元で煌めく線香花火」
「僅かに響く鐘の音」も
今は遥か彼方の夢幻
「笑う」君さえも失った 我責めるも
時 既に遅し
脆くなり往く君を抱き留める
せめて今だけでも 消えてしまわぬ様
君を守りたい!
もう許されなくて良い!
だけど罪は
消える事は無く
「あの時 抱き締めていれば良かった」
胸の中にずっと根を張る
痛みが 身体を侵す
君の抱え続けた苦しみも痛みも
僕は何も知らずにいた
ある朝 気付けば部屋の片隅に
小さく転がる白い影
赤い液体が静かに垂れ流れる
僕は走って「君」を抱き締めて 嗚咽漏らし
固く目を閉じた…
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