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南無阿弥陀仏
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作詞 和飯 |
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マッチ売りの少女
何を求めてマッチをすった
炎の中に観えたのは
やさしい家族
家族が消えたからもう1回ね
出てきたごちそうは
炎と消えない
でもこれじゃないの
おなかいっぱいに
なったからもう1回ね
何度やっても出るのは
ごちそうばかり
骨を喰い散らかし
目はとがってゆく少女は
家に火をつけた
どうせ赤の他人よ
何もしてくれなかったわ
人々が見たのは炎を
食べるような少女
その周りには人の骨
それは最初に出てきた
やさしい家族
少女は炎の中から
出るはずがない家族を待った
やがて少女のウワサが流れた
「クリスマスの日に
マッチをすってはいけないよ。
少女がすべてを奪うから」
だって ほら
窓の外には少女がいるから
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