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お母さん
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作詞 ぁみ |
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幼い頃あなたは私に言った。
「私はあなたが生きていてくれているだけで幸せよ」
子供ながらに何かしてあげたくて料理を作った。
見るからにまずそうなその料理をあなたは涙を流しながら
「ありがとう」と何度も言いながら食べた。
ある日あなたは私に言った。
「今日からお父さんと二人で住むのよ。ごめんね」
呆然と立ちつくす私に涙声のあなたが言った。
それからあなたから連絡が…途絶えた。
「ごめんね」と言う言葉が今でも耳から離れない。
私の大好きだったあなた。
叱ってくれたあなた。一緒に笑ってくれたあなた。
私のために泣いてくれたあなた。
そんなあなたはもういない。冷たく変わり果てた姿で
私を見て微笑んでいる。もう動くことのない心臓を私
は恨んだ。そして運命を神様を恨んだ。
一度ならずとも二度も私から母を奪った神を。
もう一度あの声が聞きたい。
なつかしいあのやわらかな声を。
そしてもう一度会いたい。
暖かくて安らげる優しい母に。
大好き。お母さん。
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