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紅泉蒼桜
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作詞 誇和 |
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独り 格子の窓から覗く月 硝子に似て
頬 伝うの 夢魅(ゆめみ)
空夜(くうや) 舞う翼を望み願って 地を蹴った
有る 御足は 忘れ
さら さりさ 沙羅の音 紅き泉未だ枯れやしない
さりさ さら 伽羅の香 蒼き桜舞い散る
ただひとつ 求めたもの 刹那 縋(つづ)ったもの 綺羅夢
独り 毬の鈴にも似た涙 恋しやと
前(さき) 往く度 鳴る
蝶 追う事だけ知り叶わずに 悲しやと
風 吹かば 掠(かす)め
さら さりさ 沙羅の音 紅き泉未だ枯れやしない
さりさ さら 伽羅の香 蒼き桜舞い散る
どうか空 求めません 土よ 縋りません 儚み
さら さりさ 沙羅の音
さりさ さら 伽羅の香
ただひとつ 求めたもの 刹那 縋ったもの
未だ 泉 枯れぬよ 湧く銀の水はまだ煌(きら)めくよ
桜 散り 裂けても ひかり永久(とわ)に誇るよ
ただひとつ 求めさせて 遥か 縋ってでも 儚夢
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