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未送信メール
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| 作詞 りんご星 |
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私は好きな人なんて居なかった
なのにあなたと付き合ってた
メールも３ヶ月に１回程度だったし特別仲がヨかった訳でもなかった
あなたの存在自体も意識していなかった
季節が変わって寒くなる中で、あなたからメールが来た
恋愛話になった 私はクリスマス前だったから彼氏が欲しかったから告白した
あなたはそんなの知らないで 私があなたの事を好きだと思ってた
あなたは彼女と別れて私と付き合ってくれた
元彼は私の友達だった 悪い気はしたけど、しょうがないと思った
しょうがなくなんて無いのに…
あなたは毎日毎日｢好きやよ｣ってメールをくれた
愛してくれてた
私はあなたの事をウザイと思った
メールも返事をしなかったり、一言メールで返した
１ヶ月ぐらい経った頃、私の先輩があなたの事を好きになった
私は何とも思わないで あなたにその事を話した
それが間違いだった
あなたは先輩の事を可愛いって言いだした
私は｢付き合えば？｣って思ってた
そう思ってるうちに、あなたからメールが来なくなった
私が毎日メールを送った
返事はそっけなかったし、前みたいに優しくなかった
あなたがどんどん離れていった
その時にやっと私はあなたの大切さに気づいた
あなたの事をずっと考えていて考えると涙が出て
何で涙が出るのかなって…思った
私には未送信メールがいっぱいある
全部あなた宛で｢好き｣って一言だけ…
送る勇気がない…
ボタンを軽く押すだけで送れるのに
その指が動かない
何度も挑戦した
もう1度送信しようとする
これで送信できなかったら、もう一生送らない…そう思った
指がボタンの寸前で止まった
その時あなたの顔を思い出した
いつもニコニコ笑ってた…
でも、押せない。止めようとした瞬間にボタンを押さされた
誰かに指を押さえられた
後ろを振りむくと、笑顔のあなたが居た
あなたの携帯から流れるメロディーに混ざって私の泣き声が響いた…
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