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 陰 渡 り
作詞 WHITE
蝋燭がまた一つ増えてゆけど
その度想ゆるものは君だけ
窓の鍵は閉めておこう
月の光の調べ 淋しくさせん波の音

戻る場所も失く 向かう場所も無く
歩き続けて何処まで行くの
闇夜に響く 虫の声
そこにありける 陰ひとつ


影踏みして遊ぼ 必死で追いかけ
君は影に消えゆく儚き煙

たとえこの瞳が駄目になろうとも
それでも君を見つめてはやまない

聴こえずして聴く懐かしの唄
絶えず零れゆく泪は 紡いだ言葉と共に海に流れてく
そして二度と戻りはしないだろうと
耳に残るのはただ慈しみの音色


眼前に見ゆる仄かなる光は
金色に輝く蛍のもので
白い 白い花
真白に在る我が心

時の過ぎ行く先に君がいるならば
何の迷いもなくそこへ行ける
激しく吹きたる向かい風
誰にも邪魔はさせない


戻る場所は失く 向かう場所はいずこ
歩き続けて何処まで行こう
頭で鳴り響いている君の唄
絶えず想ゆる 君の唄

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル  陰 渡 り
公開日 2004/11/08
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コメント 悲しい歌です。読んでみて下さい。
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