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今此処で振り返ろう
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作詞 魔術師 |
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部活が終わって居残り練習
君は友達と仲良くお昼ご飯
僕は一人教室でお昼ご飯
なんとなく
何かを食べてるところを
人に見られるのは好きじゃない
だけど君たちとはいつも一緒で
お弁当も一緒に食べたし
君の店に食べに行った事もあったね
君たちだからいいと思った
見られたくないところも
見られても構わなかった
君は言った
「私に飽きたのはお前じゃないのか」
僕は言った
「そんな事絶対にありえない」
本当は必死だった。
本当は必死で否定したかった
僕が君に飽きるなんて
世界中の人が幸せになるくらい
ありえないことなんだ
本当は涙を流して否定したかった
僕が君から離れるなんて
何があっても絶対にしたくなかった
でも僕から離れたのは君だろう?
本当は縋りつきたかった
格好悪くて出来なかっただけで
そんなことを思う自分が
醜くて許せなかった
本当は死ぬほど辛かった
君が僕から離れていくことが
だけど僕には引き止める術がなくて
ただ涙が流れるばかりだった
許されるのなら
あの日の僕らに戻らないか?
構わないのなら
笑い合った日々を取り戻さないか?
微笑みかけてくれるなら
君を疑った僕を許してくれないか?
もしまだ僕の事が少しでも好きなのなら
もう一度僕に君の姿を
一瞬でいい 振り返らせてくれないか
もし僕の思い込みだったなら
君に一度でも背を向けた僕を
その手で叩いてくれないか――――
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