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やさしいきみ
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作詞 Bell |
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思い出せるのは すこしひきっつたような笑顔
君は 僕にひどくやさしいひと
だけど僕は やさしくもあたたかくもないから
僕は卑怯でひどい人間なんだ
ご機嫌斜めな雨は今日も僕らの道を ぬらしていく
泣いてもいいんだよ そうやさしく言った君
いつからか 気付いてたんだ
この雨が頬を濡らすのは 涙を隠すため
だれかの涙を隠すため
孤独なあまり死んでしまいそうな君が わらった
いつも 無理している感じで
それがほんとに 痛々しくて切なくて寂しくて
僕もこのまま死んでしまいそうで
異様に優しい色を放つ 太陽の断末魔
君はまたそうやって つらそうに微笑んで
それでも 腕はあたたかい
暗くなっていく空達は 躊躇いを隠すため?
だけどそれさえ隠された
いつでも君は 僕に逃げ道を用意してくれた
「君」という名の逃げ道を
やさしいきみ 今でも心にうかんでは
いつも つらそうに微笑むんだ
僕のこころの中に雨 そしてやさしいきみの
きれいな涙をそっと隠していく
本当は
君が泣きたかったんだろう?
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