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数年後の、あなたへ
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作詞 霧闇 |
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目を叛けるな。 それは
お 前 な の だ 。
確かに紡いだ自らの詩
真剣に願った自らの想い
現在の俺から見れば、甘ったるくて下手糞なソレ
馬鹿みたいに吼えて願って望んで誓って立ち向かって
恐れなど知らぬように必死に思いを搾り出して紡いで
気持ち悪いほどに
真剣で 必死で 馬鹿みたいで
それでも
目を叛けるな。ソレは自分自身なんだ。
下手だろうと 気持ち悪かろうと
ソレは確かに自分なんだ。誇れないものだろうと
自分だけは誇ってやれ 『勇姿』だと。
過去を置き去りにしないでくれ
今、紡ぐこの詩でさえ。数年後の自分は蔑むのだろう。
ヘ タ ク ソ ダ 。
コ レ ハ オ レ ジ ャ ナ イ 。
オ レ ハ コ ン ナ コ ト オ モ ッ テ ナ イ 。
だけど、これは確かに俺が紡いだものだ。
目を叛けないで欲しい
固まる前のアスファルトについた、消えることのない足跡から
目を叛けるな。これは自分自身なんだ。
下手だろうな。甘い考えだろうな。
でもコレは確かにあんたなんだ。
俺がいるこの時は誇れるものじゃないかもしれない
それでも、あんただけは誇って欲しい。
頼むから、置き去りにしないでくれ
頼むから
自分の確かな思いを
自分の確かな足跡を
誇ってくれ
誰に何を言われようとも 誰に干渉されようとも
決して曲げることのなかった信念を
どうか
否定しないで。
数年後の、あなたへ。
その時のあなたの勇姿を 過去である俺が
ともに、見られますように。
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