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ほら、あたしの恋の花
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作詞 ホワイト ブルー |
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今年の4月、あたしの恋の花が咲いた
本気で誰かをスキになった
あたしはあなたに恋をした
今回は違った
人気のある先輩とか
学年一カッコイイ人に淡い恋心を抱いたときとは違う
自分がわがままになっていくのがわかった
あたしだけを見てほしくて
あたしだけに触れてほしくて
あたしのすべてで愛したいと思った
近すぎた距離があたしを夢中にさせた
もともとあなたは女の子に人気があってモテてたけれど、あたしはあなたのこと、好きじゃなかった・・
だってちょっと怒りっぽいし、ちょっと言い方キツイし、それに、ちょっとイジワルだし・・・
でも、カッコよくて、背も高くて、リーダー的存在で、クラスのみんなグイグイ引っぱってってくれて、信頼あって、すんごく優しいんだよね・・・
だから、いつの間にかあんなにスキになってたんだ
ある日、席替えをして偶然となりの席になって話すようになって・・・
ある日、ふとあなたがいつもカバンに付けてたストラップを「やるよ」ってあたしにくれたことがあった・・・
とってもカワイくて、とっても嬉しくて、たぶん顔真っ赤になってて、一言『ありがとう』って言うのが精一杯だった・・・
もっとちゃんとお礼言いたかったな
幸せだったの・・・
嬉しかったの・・・
もっと、近づきたい・・・
もっと、あなたのコト知りたい・・・
また席替えの季節になって、今度はあなたと遠くなっちゃった
でも、それでも話したいから・・・
すれ違ったときとかになんとか話しかけて、あたしを忘れさせないようにした
そんなとき・・・
あたしの耳に届いたひとつのウワサ
『あの二人ってけっこう前から付き合ってるらしいよ』
『男のほうから告ったんだって』
な−んだ
あたしの知らないところであなたは両想いだったんだ
あなたにはちゃんとした愛すべき人がいたんだね
じゃあ、何でストラップをあたしにくれたの?
って責めたくもなったけど・・・やめたっ
だって、あの時あたしは確かに嬉しかったんだから
あなたを責める必要なんてなんにもない
むしろ彼女に『これ、もらっちゃいました。ごめんねっ』
って謝んなきゃね
半年間の片思いは、それほど長くはないと思った
相手があなただったから・・・素敵な夢が見れた気がする
こんなのも悪くないかなって思ったよ
大好きだよっ
だから、バイバイッ
今年9月、あたしの恋の花は散った
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