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彼女の詩
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作詞 まつげらくだ |
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切ない歌を口ずさんでいるねと君は言った
切ない歌を口ずさんでるわけではなかったのに
彼女がそう聴こえたわけはきっと
僕自身が切なかったから
よく僕のことに気づいてくれた君は
とても優しくて温かくて
ずっと傍にいたいと思ってた
いつか君は言った
やさしい歌を教えてあげると
その歌は僕にとって切ない歌にしか聴こえなかった
それはきっと彼女自身が切なかったから
まもなくして彼女は遠くに行ってしまった
僕は泣いた
泣きながら彼女が教えてくれた歌を口ずさんだ
不思議と優しい気持ちになれた
その歌の歌詞の最後はこうつづられていた
優しい人ね
君も十分優しい人だった
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