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てんしが居た僕らのせかい
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作詞 にしおかかなこ |
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さぁ飛んで行け 真っ白いつばさ広げて
君のせかいに帰れ
まっすぐ前を見つめるひとみ
それはどこか儚げに ちろちろと
移ろうきせつの中で何も変わらず何も望まず
ただ このせかいに不似合いに光った
くろく くすんだ このせかい
つばさまでが染まってしまうよ
真っ白いつばさ
広げて今 せかいに帰れ 真っ白い君のせかいへ
僕らのせかいは君に似合わないから
てんしの棲むせかいへ さぁ 帰って・・・・
窓の外のみどりさえも君にとっては汚れて
それでも記憶にない故郷を望もうとはしない
なぜ君がこのせかいに堕ちたのか
この薄汚れたせかいに
真っ白いつばさ
広げて今 せかいに帰れ 真っ白い君のせかいへ
僕らのせかいが君に追いつくまで
てんしの棲むせかいへ さぁ 帰って・・・・
窓辺に残る白い羽
確かにてんしは そこに居たのだと――――
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