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ひまわり
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作詞 jet lag |
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旅の剣士が街に辿り着く 剣が友達の孤独な旅
街の酒場に寄ってみれば「お前の居場所はない」嫌われて
止めてもらえる宿など無い とりあえず今夜のねぐらだ
家畜小屋で一眠りする こんな生活には慣れていた
そんな彼に声をかけた 名も知らぬ美しい少女
「家がないの?」うなずく彼の手を引いて家に連れ帰った
生まれて初めての温もりに 無表情のままこぼす涙
最初の温もりが温かすぎて 信じられなくて
2人は2つの夏過ごし いつしか剣も不必要だ
この山小屋と少女がいると 不思議と不安は消えていた
燃える火口 流れる炎 小屋もいつしか燃える
「早く逃げろ」言い残して少女の為に盾になった
思い出も優しさも焦がす炎 小屋は守れるか分からないが
お前の為なら命に代えて 守って見せよう
俺のことを名で呼んでくれた 罵声からも守ってくれた
ここはお前と俺の家 炎ごときでは燃やさせない
山一面を丸焦げにして 炎はその牙をおさめた
一面の焼け野原にただ一つ立っているあの山小屋
「あいつの剣が守り抜いた」 誰もが彼を褒め称えた
少女は泣き続けた 唯一の友の死を悼み
それから必ず夏になると 剣士と同じくらい大きな花
少女を優しく見下ろした 黄色い花がひまわりが
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