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生きられないのかもしれない
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作詞 椎名薫 |
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外れてしまった幸せの下り道
歩み始めた知らない坂道
どちらを歩く方が僕にとって大切なのだろう
生きる事に意味があるなら教えて欲しい
生きる事に意味がないなら教えて欲しい
どうして僕は今此処にたっているのかという事
幸せを見つけるなんて容易い事じゃないのに
呆気なく見つけてしまうものじゃないのに
どうして人は幸せを勘違いしてしまうのだろう
そう思っていた
でも
間違ってたのは僕だったんだ
人は生まれた瞬間
幸せの道を歩んでたんだ
数年間ずっとじゃないけれど
だけど人は考える動物だ
大人になりゆくに連れて
『思考』が生まれ『知識』を持ち
『判断』するようになる
幸せの道を外れ始める軌道となる
どうして人は素直に生きられないのだろう
素直に真っ直ぐに考えずに歩めば
幸せのままいられるはずなのに
けれど僕は生きられなかった
素直に真っ直ぐになんて生きられなかった
素直さや真っ直ぐなだけじゃ
世の中生きていけるほど綺麗じゃなかったんだ
だから人は『知識』で良し悪しを『判断』して
考えていくんだ
だから素直に生きられなくて
真っ直ぐ歩んでいけなくて
可哀想
だけどそう考える僕は
もっと可哀想だ
幸せの道を外れた瞬間は気づかない
だけどある時ふと気づくんだ
僕は幸せじゃない
あぁ、道を外してしまったのだと
気づくのには時間がかかる
それすなわち
幸せの道へ戻るのには時間がかかる
長い長い坂道を永遠に登っていかなければならない
もし幸せの道に戻っていても
気づくのには時間がかかる
あぁ、幸せだったんだ
外れてしまった幸せの下り道
歩み始めた知らない坂道
どちらを歩く方が僕にとって大切なのだろう
きっとどちらを歩んでも
素直に真っ直ぐには生きられないのかもしれない
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