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ごめんなさい
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作詞 NANA |
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ケータイからの 聞き慣れた彼の声
いつもと同じように約束をした 私と彼
待ち合わせ時間を少し過ぎた頃
彼からの電話が鳴り響く
普通じゃない私の状態を心配する
彼の優しさが 初めて痛く感じた
言葉よりも先に涙が溢れだして
何も口にすることが出来ない
彼の知らない 理由の涙を ひたすら流し
言葉も彼の顔も もう見ることが出来ない
好きだけど 好きじゃない気持ち
ゆっくり伝える前になんで涙なんて流すんだろう
弱い自分が嫌い
彼の優しさが こんなにも苦しい
どうして 人の心って変わっちゃうのかな
どうして 人ってこんなにも弱いの
彼を好きでいたい 大切にしていたいって
思えるのに・・・私には もうそれができない
静かに囁く彼の声は
不安に駆られているのを感じる
泣く私をギュッと強く抱きしめた
その腕は きっと何かを気付いたんだろう
彼が私より先に 口にした言葉
「もしかして、失くした・・・?」
言葉と同時に 雨の音が二人を包み込み
車にいる私の手にも悲しげな涙が零れていた
彼が好きだけど この感情はきっと
愛情じゃない事を知ったから
雨の音でかき消されそうな 彼の声
聞えた
「今まで ありがとう」・・・
どうして 人の心って変わっちゃうのかな
どうして 人ってこんなにも弱いの
どうして 好きな気持ちを持ち続けられないの・・・
彼を一生好きでいたかった
彼をずっと大切にしたかったのに
今の私には 彼と一緒にいらない・・・
身勝手な私です ごめんなさい
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