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「猫との生活。」
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作詞 美遊。 |
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寒い寒い ある凍えそうな夜
ずっとずっと 佇んでたあの場所で
微かに届く 透き通る鈴の音の先
ビルの横 風を逃れるキミを見つけた
「別れは 出逢いの始まり」
そんなコトバが 似合う夜だったね
キミの澄んだ瞳の奥 ボクはそう感じて
まるで ダレかに気付いて欲しかった様なキミ
暗い暗い道 ヒトリ歩いてると
ずっとずっと 後ろから響く足音
軽やかに響く 耳に残るあの鈴の音で
キミが 行く宛のナイコト 知ったよ
「一緒に来るかい?」
振り返ってから しばしの沈黙のアト
ボクの問いにキミは 笑顔で頷いて
まるで 捨て猫の様なキミの仕草
とてもとても 愛しい日々だったよ
しなやかに寄りかかる キミの体温
動く度微かに響く 鈴の音がするブレスレット
束縛せず つかず離れずの毎日
「ずっと 一緒にいたい」
ボクのコトバにキミは 少し驚いた様に
でも ボクにアタマ すり寄せて来たね
まるで 飼い主を慰める猫の様に
あの晴れた日 ボクがドアを開けると
荷物はそのままに キミだけいなくなってた
キミがいた空気そのままで いなくなってたんだ
そんなトコロまで猫みたいで 涙が出たよ
「別れは 出逢いの始まり」
そんなコトバに 慰められながら ボクは
明日もきっと キミが戻って来るの 待ってるんだろうな
まるで 猫の様なキミを いつまでも いつまでも
いつか 帰って来るコトを信じて ヒトリこの部屋で
「いつか 戻っておいで」
キモチ込めて 開けたままのカギ
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