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素直になれたなら
作詞 蘇季
思うことはあって
それでも簡単にはいかない
この感情の名前を知っていて
だけど簡単には気付けない鈍感で。

鍵を失くしたドアの向こう
今はどんな世界になっているのだろうか
手をのばせども遠のくばかり
君の名を呼ぶたび胸に針が刺す

違う世界で生きていたなら

君を知らないまま
視界にもよぎらないままで
声さえ響かない
深紅の海まで
息さえも忘れてた
突き放すように揺れる蒼い月
すれ違うばかり



思い出すことはあって
それでは簡単にはうごけない
この感覚は遠い昔に知って
だけどもう忘れてしまっていた

影を落とした帰り道の中
過去はもう遠い時間の経過だと
手のひら眺め呟いた
「もう歩き出さなきゃいけないんだろう?」って

同じ時間はもう来ない

君は気付かないまま
イホウモノ同士を楽しむつもりかい。
言葉にしなきゃさ、
わかんねぇ日もあるだろう?
月日は流れるように見えたあの日
足をならせば



―はじめは遠く感じた
君の存在すべて
到底届かずじまいだ
笑うことには慣れて
霞みだした視界に
言葉たちがにじみだした
色がすべて語るよ
今までの日々にさようなら−


君は知ってしまった
締め切った世界の外を
これから先に
待っている未来へ
もう振り返らないでよ
突き放す最後の「嘘つき」
すれ違うばかりだったな
ちゃんと言葉にしなきゃ、なぁ。

思いめぐらした言葉
それからは簡単な台詞
この関係がつづいたとして
だからこそ伝えなきゃと思うんだ。

終わりが近づく前に
見えなくなってしまう前に

震えた声から伝う台詞(ことば)は
とっくに決まってるよ。

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公開日 2016/05/02
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コメント 初期→忘却→過程と結果って感じです。あえて、最後のセリフは書きません。物語はこれからでしょう?
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