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教科書ニ載ッテ無イ事
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| 作詞 J'Soul （ジュゾウル） |
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世界平和を鼻で歌って 世界の愛に目で笑いかける
弾丸の先にはゴムを埋め込み 石油の代わりに電気で空を飛ぶ
笑顔で隣人と握手を交わす
だけどその裏で全てを見下す
オリーブをくわえたハトの丸焼き 片手で掴んでグラスをあおる
金と行き交う鉄のバクダン
酔った勢いで発射ボタンに手を伸ばす
指輪に付いた石の重みに 疲れた腕をそのまま落とす
そして消し飛んだ人々の墓で
可哀想にと涙を流す
地球はいつもと変わらず回る
隣の国では子供が餓えて 彼方の国では夕食が冷める
夢の代わりに銃を握る子供が 甘えた日常のテレビに映され
評論家達が同情を語る
カメラが止まれば全て忘れる
片足を失った男の床を 足を必要(つかわ)ない金持ちが笑う
同情と嘲笑は等しく
冷ややかな優越感を生む餌になる
ワイングラスを傾けながら 苦しむものの行方を決める
意義もなく否定を繰り返すだけで
そんな奴らに価値が生まれる
地球はいつもと変わらず回る
お腹が痛いと訴えるだけで 高価な薬をいくつも飲める
雨水が冷たいと泣いただけで 心地よい温風が身を包む
公園で膝をすりむいただけで 金をよこせと訴訟を起こす
そんな国に暮らしているだけで
どうして自分達は優れているなどと 自惚れた戯れ言を吐けるのか
分厚い毛布をいくつもかぶり
どうして自分達は優れているなどと 自惚れた戯れ言を吐けるのか
それでも地球はいつもと変わらず回り続ける
いつもと変わらず回り続ける
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