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世代間ロック
作詞 サブマリン
唄えば唄うほど 唄えば唄うほど
哀しさが込み上げてくる
謳えば謳うほど 謳えば謳うほど
虚しさが込み上げてくる


着崩した制服に隠し持ったのは
クルクルと回して 見せ付けていたナイフ
液漏れした画面に 点滅したままの入力画面
くだらねぇ授業 横目に 帰りに寄る店を考えていた

周りはレースが好きだった
上がったり 落ちたりする 偏差値と睨めっこ
いつの間にか いい子を演じてゆく
そんな見せかけの正義を騙る 先生もあいつらも嫌だった

唄えば唄うほど 唄えば唄うほど
虚しさが込み上げてくる ロックの旋律
愛せば愛するほど 愛せば愛するほど
傷が増えていってしまう ロックの旋律
あぁ 僕ら分からない 分からない


一見大人しくなったようでもさ
悟った世代じゃなくて 諦めた世代なだけさ
崩壊した泡の後 まさに夢が終わった後に育った世代
またまた時代を盾にした
でもそれは他の世代も同じなんじゃないか?

周りは将来性が好きだった
まるで予言者気取り よく聴けばただの言い訳だらけ
いつの間にか いい大人になった
大事なもの 訳知り顔で語る 先輩も同僚も嫌だった

謳えば謳うほど 謳えば謳うほど
真実が霞んでいってしまう ロックの旋律
揺らげば揺らぐほど 揺らげば揺らぐほど
孤独に引き戻されてゆく ロックの旋律
あぁ 僕ら知りたくない 知りなくない


他人の幸せは焦りになった 癖になった空気の読み方は上手くなった
けど縦書きか横書きか 空気の書き方は下手になった
何も書かず 書いたやつを批評した方が楽だと知った
くだらねぇ労働 代わりは幾らでも効くと今日も言われた

唯一無二 僕にしか出来ない仕事
そんな技術も資格もないのに それを求めて投げ出したくなる
いつの間にか すっかり大人に落ちぶれた
嫌いだった あの頃のタテマエだらけの大人そのものになった

唄えば唄うほど 唄えば唄うほど
哀しさが込み上げてくる ロックの旋律
謳えば謳うほど 謳えば謳うほど
虚しさが込み上げてくる ロックの旋律
僕らは今


世代間に流れるロックの河に
世代間に流れるロックの河に
忘れてきたすべて 探している
僕らは今 暗い影を落とす街の中
必死で あの日を取り戻す為に叫んでいる


唄えば唄うほど 唄えば唄うほど
虚しさが込み上げてくる ロックの旋律
愛せば愛するほど 愛せば愛するほど
傷が増えていってしまう ロックの旋律
何も分からなかった

謳えば謳うほど 謳えば謳うほど
真実が霞んでいってしまう ロックの旋律
揺らげば揺らぐほど 揺らげば揺らぐほど
孤独に引き戻されてゆく ロックの旋律
何も知りたくなかった

唄えば唄うほど 唄えば唄うほど
哀しさが込み上げてくる ロックの旋律
謳えば謳うほど 謳えば謳うほど
虚しさが込み上げてくる ロックの旋律
それでも行くしかない
そんな君と僕 ここで叫んで 叫んで

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2013/12/03
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カテゴリ 腓鞘馹
コメント 4つ目の詩。世代間それぞれの現実での虚しさ。その虚しさを埋めるのは、誰かと共鳴する事なのではないか。そんな気持ちで書きました。自分達の世代。その世代が持つ空気感とともに、生きてゆくしかない気持ちを込めました。
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