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架かる虹
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| 作詞 鈴木将人 |
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雨上がりの外 架かる希望の虹
何かに縋らないと生きていけない僕はそれを見つけた
まるで子供の様 夢を追う目を身につけ
カメラ片手に勢いよく家を飛び出した
広がる水溜まり 切り裂く僕の車輪
それはそれで美しいけれど前を向いて走った
高いビルも無い 一面緑の景色
その後ろに佇んでいる消えそうな希望にカメラ向けた
僕を拒むように すぐに消えた虹 いつも同じだ いつも何にも届かない
それでも僕はシャッター押した フラッシュが遠くの緑を照らした
何かに縋りたくて 希望を求める気持ちが欲しくて
立ち止まる僕の生きる意味 進んでも目的地が見つからなくて
流れる涙がカメラ濡らし 涙を隠すかの様にまた降り出す雨
土砂降りの雨 響く大粒の音
何かを待つかの様に立ち竦む 雨を流す僕
「僕の雨を止めて 今すぐ希望の許へ」
最善策には気付いているが 希望が見当たらないんだ
僕を包む様に 強さを増す雨 いつも同じだ 追い討ちが僕の胸を深く突き刺す
それでも僕は動かなかった 打ち付ける雨にそっと目を閉じた
何かに頼りたくて 暗闇の中僕の支えを探した
立ち止まる僕の進む意味 止まっても何一つ変わる事なくて
流れる涙が身体濡らし 雨は少しずつ気持ちを抑えていった
上がった雨を見つめる 眩しい光が目を指す
虹は架からないけど 大切なものを僕は見つけた
僕を隠す様に 扉開く僕 狭い部屋の中で 二人 話し合おうか
それで僕等は答えを出した 僕等なりの最善策を見つけた
「何かに縋りたくて 希望を求める気持ちが希望」
立ち上がる泣き止んだ僕 目を擦って自転車をこいだ
流れる風が僕を運び 見えない虹に目的地を定めた
雨上がりの外 広がる水溜まり
美しい景色にも 気付かずに自転車をこいだ
高いビルの向こう 空も見えないけれど
それでも僕はシャッター押した ビルの向こうの虹を心に架けた
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